お声をかけて下さった歯科医院の先生方には長らくお待たせして申し訳ありませんでした。

ただ、長年使用してきた銀歯の金属、12%Pd金銀パラジウム合金がある限り不便は無かったではないでしょうか?
不便がないから変わらなくて良い!そんな時代はもう終わりではなのかもしれません。

価格は20年前の10倍以上、少なくとも1990年代から2009年位までは1袋/30g ¥10,000以下で
購入できたはず。2022年現在では、、、ご存じの通り1袋9~10万円は当たり前。
元々加工しやすく安価であることから銀歯に使用されてきた12%金銀パラジウム合金。

金12%、パラジウムが20%、銀45%、銅20%が主成分。
金属アレルギーはあって当たり前の成分ですね。。
うちの妻は銀アレルギーがあり、銀のアクセサリーを付けると湿疹だらけになります。
その妻がこの銀歯を口腔内に装着したらと思うとぞっとします。
その金属の価格高騰で日本の保険診療の財源が圧迫されていると思うとなんだか悲しくなります。

変わらなきゃ、、、、(昔何かのCMみたいなフレーズですが)
もちろん白い歯が全て保険診療になれば良いのでしょうが、自費診療との差もありますので
まずはせめて銀歯はアレルギーの無い金属を使用するように変わるべきでしょう。

そうなっていくためにはまず私たち歯科技工士がチタンを上手く使いこなせるようにならないと。。

スタッフ一同切磋琢磨していきたいと考えています。